(旧)えいがのはなし

映画に対する感想を自由にまとめたものなのでネタバレを含むレビューがほとんどです。未見の方は注意してください!

洋画

アイアンマン2 / 父と子のときを超えた絆

「アイアンマン」「インクレディブル•ハルク」の成功を受け、本格的に始動したMCU。「アイアンマン2」ではSHEILD創設者ハワードスタークやSHEILDエージェントのブラックウィドウが登場し、一気に世界が広がる。「アベンジャーズ」に向けた布石を着々と打ち、…

10 クローバーフィールド•レーン / ネタバレ厳禁の監禁スリラー

「10 クローバーフィールド•レーン」とはとても不思議なタイトルである。どうやら「クローバーフィールド」とは関係がありそうではあるけど…続編なのか、それともNYのあの惨劇と同時進行で起きた出来事なのかはわからない。あの巨大モンスターは出てくるのか…

サウスポー / "怒り"を抑え、爆発させろ!

非常に評価も高く、期待していた「サウスポー」。自分は「ロッキー」シリーズが大好きだ。そしてボクシング映画にハズレなしだと思っている。その考えに間違いはなかったのだが、アレレ、ちょっと想像してたハードルを下回ってしまったぞ、というのが率直な…

月に囚われた男 / 生きることの意味を問う哲学的SF

ダンカンジョーンズ監督のSF作品。資源開発の技術が発達し、すべてのエネルギーを月の鉱石で賄うようになった近未来、管理者としてひとり月に取り残された男が採掘車の事故を機に衝撃の事実を知る。人間の存在意義にまで掘り下げた哲学的SFだ。 まず、この作…

オズの魔法使 / いつまでも色褪せない魔法の世界

まず、これが1939年の映画ということに驚きである。当時としても珍しいフルカラーでの製作。原色を散りばめたカラフルな映像は刺激的で見ていて疲労するが、現実離れしたオズやエメラルドシティの世界観にピッタリだ。カラー撮影なので"黄色いレンガの…

インクレディブル•ハルク / MCU不遇の一作

タイトルに不遇と付けてしまったけど、言うほど扱いが悪いわけでもない。ただ、ファンからも公式からも忘れ去られた地味な作品であることは間違いない。MCUが大好きでブルーレイで何度も見返す自分も、「インクレディブル•ハルク」だけは一度しか見ていない…

世界にひとつのプレイブック/少しイカれたきみが、なぜか希望の光。

「Silver Linings Playbook」という原題は少々理解するのが難しい。「Silver Lining」は直訳すると銀の裏地。どんな雲も後ろには太陽があるから縁は光り輝く。転じて、「逆境の中の希望の光」という意味になる。「Playbook」は山口百恵の歌ではなく、アメリ…